債務整理取扱説明書

債務整理後の一括返済はできる?任意整理の場合と個人再生の場合

借金の返済が苦しくて債務整理をしたものの、債務整理後に臨時収入があったりして一括返済できる状況になることもあるでしょう。

債務整理後の一括返済は可能ですが、注意すべき点がいくつかあります。

ここでは、任意整理の場合と個人再生の場合に分けて、債務整理後の一括返済で注意したいポイントを説明していきます。

債務整理後の一括返済で気を付けたいこと(任意整理の場合)

任意整理の場合、借金の利息や遅延損害金はカットしてもらえますが、元本は全額返済することになります。

通常なら60回程度の分割払いで元本を返済していくことになりますが、一括返済を行うことも可能です。

任意整理後に一括返済できるようになった場合、返済額を減らしてもらえることもあります。

また、一括返済を行う場合はすべての借入先に平等に返済する必要がありますので、一括返済の前には一度弁護士や司法書士に相談してアドバイスをもらうとよいでしょう。

債務整理後の一括返済で気を付けたいこと(個人再生の場合)

個人再生の場合、元本を5分の1程度に減額してもらったうえで、3~5年かけて返済していくことになります。

個人再生の後でも一括返済を行うことは可能ですが、任意整理の場合よりも注意深く行う必要があります。

個人再生は返済に十分なお金がない人が裁判所に申し立てて借金を減らしてもらうという前提があるので、個人再生後すぐに一括返済をした場合、財産隠しを疑われるなどして借金の借入先から個人再生の取消を申し立てられるおそれがあるからです。

また、個人再生の場合でも、すべての借入先に平等に返済する必要がありますので、個人再生後に一括返済したい場合は、必ず弁護士や司法書士に相談して、指示を仰ぐようにしてください。

まとめ

任意整理の場合、債務整理後に一括返済をすると返済額を減らしてもらえる可能性があります。

また、すべての借入先に平等に返済する必要がありますので、事前に弁護士や司法書士のアドバイスをもらうようにしましょう。

個人再生の場合、債務整理後すぐに一括返済をすると財産隠しを疑われて借入先から個人再生の取消を申し立てられるおそれがあります。

また、個人再生でもすべての借入先に平等に返済する必要がありますので、一括返済する前に必ず弁護士や司法書士に相談して指示を受けてください。